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Mar 06
スペイン発祥パエリア(パエージャ) の基本をご紹介!

パエリアというと「黄色いお米の上に魚介がたっぷりのった料理」をイメージする方が多いと思いますが、発祥の街バレンシアでその写真を見せたら「本物のパエリアを知らない…」と一蹴される事でしょう。なぜなら、バレンシアの人々が食べているパエリアは大きく違うからです。 そもそも、パエリアはお母さんを休ませるために、お父さんが家族に作る料理として馴染んでいました (諸説あり)。「パエリア(paella: パエージャ) 」という言葉は、本来バレンシア語でフライパンを意味しており、バレンシア地方の外にこの調理器具を用いた料理法が伝わるうちに、調理器具よりも料理の名称としてスペイン人全体や他国民に浸透していきました。

Ene 27
スペイン名物のタパス/ピンチョスを知って食べて、もっと楽しいバル時間を!

タパス/ピンチョスの起源とは? タパスの”tapa”という言葉はアンダルシア地方の言葉に由来しています。現在ではスペイン全土で使用されるようになった言葉で、まさにスペイン料理を表現する言葉の一つとも言うことのできる言葉です。タパスとは、バルにおいて、お酒などの飲み物と一緒に楽しむおつまみのような前菜の位置づけの小皿料理のことをいいます。 古くは、家庭においておもてなしの礼儀の一環として、お酒などの飲み物をお客様へふるまうにあたり、塩分が多く喉が乾くことによってお酒をたくさん勧めやすくするためにあった習慣でしたが、現在ではそのような使われ方はされず、バルなどにおいてお酒などの飲み物を注文するとおつまみとして出てくる小皿料理という定義へと変化しました。 よって、お酒などの飲み物がなくてタパスはある、もしくはタパスはないけれどもお酒などの飲み物はあるという組み合わせが不可能な程、両者は非常に密接な関係にあります。 また、このタパスの”tapa”という言葉はスペイン語の”tapar(蓋をする)”という言葉に由来しています。タパスは薄くカットしたフランスパンを伴うことも多く、このフランスパンをワイングラスの上に蓋のようにして被せて使用することにより、ハエなどの虫やホコリがグラスの中に混入することを防ぐ役割もかつては風習として存在したとされています。 ピンチョスは現在では広くスペイン全土に普及していますが、その起源はバスク地方にあります。ピンチョスはスペイン全土においてはpinchosという表記、オリジナルのバスク語表示においてはpintxosという表記になります。 ピンチョスはタパスより歴史は浅いものの、バスク地方において瓶詰め食材を串に刺して提供したのが始まりと言われていたり、タパスをアレンジする形でバスク独自の食材も合わせて使用し広まっていったものとも言われています。このピンチョスという言葉には”串”という意味があり、そのためにピンチョスは串に刺さった状態で提供されるもののことをいいます。バスク地方の中でも特にサンセバスチャンは、バルをハシゴしながらピンチョスを食べ歩くことで非常に有名な街であるため、多くの有名なバルがひしめき合っています。 タパスとピンチョスの違いとは? タパスとピンチョスはどちらも似たようなものに感じられるかもしれません。しかし、両者にはそれぞれ特徴があり、違いがあります。 無料で食べられるタパスとは?どこにあるの? スペインの一部の都市においては、お酒などの飲み物を注文するとタパスが1つ無料で提供されるというシステムを採用しています。このことからスペイン語には”tapear(タパスをつまみ店をハシゴする)”という言葉があるくらいですから驚きです。 地域ごとに提供されるタパスの内容は異なりますが、一般的にはシンプルで実用的、かつ安価な料理が提供されます。以下のようなカテゴリーがあります。 最初に、すでに準備されているもの:ナッツ、チップス、オリーブ、ハム、缶詰、チーズなど。 次に、簡単に作れるもの:アリオリポテト、エンサラディージャ、煮込み料理、サラダ、スープなど。 そして、揚げ物:コロッケ、魚のフライ、ブラバス、エビフライ、ムール貝のフライなどです。 各地域には独自のタパスがありますが、全体的には多様性があり、どの地域でも楽しくタパスを楽しむことができます。以下に、飲み物と一緒に無料でタパスが提供される都市をいくつか紹介します。 それにしても、飲み物と一緒にタパスが無料でいただけるとは嬉しいですね!スペイン旅行の際には是非色々なバル巡りをしてみたいものです! <タパス無料10都市一覧> バジャドリッド (Valladolid) 国際タパスコンクールとは? 毎年行われる恒例行事で、世界中から集まったシェフたちが手の込んだタパスを作ります。コンクール開催期間中は実際に市内のバルにおいて、コンクールに出品されるのと同じタパスが提供されるという魅力的なイベントです。 このコンクールでは、毎年大変見た目にも味にも美しく美味しいタパスが誕生しており、そのクオリティはもはや芸術品と呼べる程。公式ホームページでは過去に賞を獲得した美しいタパスの写真を見ることができます。

Dic 17
オイルだけではない!オリーブの実を有効活用しよう!

オリーブとは? 銀色の葉に、ごくたまにハートの形をした「幸せの葉」が付くこともあるオリーブの木は、観賞価値が高く人気の観葉植物であり、オイルや実を取る作物用の木でもあります。 オリーブは、モクセイ科オリーブ属に分類される常緑樹です。原産地に関しては諸説あり、地中海沿岸、北アフリカ、シリアなどと様々な地域が起源とされています。乾燥に強い性質を持ち、現在でもスペインをはじめとする地中海地域で多く栽培されています。オリーブの品種は少なくとも500種以上のあるとされ、オリーブオイルに適した品種、栄養豊富な実をつけ塩漬けに適した品種、オリーブオイルも果実も共に活用可能な品種に分けることができます。 オリーブの実の収穫時期は? オリーブの実は9~2月頃までの間収穫することができます。その中でも実の用途次第で、適切な収穫時期が変動します。オリーブの実は熟していくにつれ、果皮が緑色→赤色→黒紫色と変化することが特徴です。オリーブの実を塩漬けに使う場合は、9~10月頃に収穫される緑色の早熟な実が適しています。オリーブオイルに実を使う場合は、12月頃に収穫される完熟した黒い実を使用します。黒い実は塩漬けにも利用することが可能です。黒オリーブは早熟の緑色の実に比べて栄養価がより高く、まろやかな風味の塩漬けを作ることが可能です。 オリーブの実の種類は? オリーブの実の本場スペインでは、地域ごとにその特性を活かした様々な種類のオリーブの実が収穫され販売されています。未だ日本において入手できるオリーブの実の種類には限りがありますが、ここでは有名な3種類をご紹介します。 ・Gordal(ゴルダル): オリーブの実の中で最も大きな果実をつけ、しっかりとした風味を持つことが特徴です。 ・Hojiblanca(ホジブランカ):  ゴルダルよりも固い果実を持ち、緑色と黒色の配合を持つ見た目が特徴です。 ・Manzanillas(マンサニージャス): オリーブの実の中で最も小さな果実をつけ、形は丸くコロコロとしていることが特徴です。スペインでは一般的に最も多く消費されているオリーブの実の種類です。 オリーブの実の栄養価とは? 日本において近頃、オリーブオイルは一般家庭の食卓においても利用され、その知名度が上がってきています。オリーブオイルの栄養価については段々と知れ渡るようになってきましたが、オリーブの実についての知識は未だ浅いかもしれません。オリーブはオリーブオイルだけではなく、その実にも素晴らしい栄養効果があります。オリーブの実には、アンチエイジング効果のある栄養素が多く含まれています。オリーブオイルだけでなくその実にも、ビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEは通称若返りの成分と呼ばれ、活性酸素の発生を抑え、身体のもつ自然治癒力を高めます。また、オリーブの実にはポリフェノールがたくさん入っています。ポリフェノールにも若返り効果があり、特に早熟のグリーンオリーブの実にはポリフェノールが多く含まれています。さらに、悪玉コレステロールを減らすオレイン酸も、オリーブオイルと同様に含まれています。ビタミンAと豊富な食物繊維も含有しています。 オリーブの実はどこで手に入れることができる? 自宅でオリーブの木を栽培して収穫することも可能です。しかし、もっと早く手に入れたいですね。その場合、現在はスペイン産のオリーブの実もオリーブオイル同様に輸入が促進され、街のスーパーでも簡単に入手することができるようになっています。また、通販サイトを利用することでより様々な種類の実を楽しむことができます。早熟の緑色のオリーブが一番一般的で手に入れやすく安価でもあります。黒オリーブはピザのトッピングとして日本においては既に馴染みがあるかもしれません。それらオリーブの色の違いだけでなく、パッケージには種ありか種無しか表記されているので必ず確認しましょう。種無しのオリーブの実にはアンチョビなど他の食材が種があったところに詰め込んで売られているものもあります。料理の用途などを考慮して最適なオリーブを入手してみてください。 スペインにおけるオリーブの実の位置づけとは?

Nov 18
イベリコハムは普通のハムとどう違う?スペイン伝統、イベリコハムをご紹介!

そもそも、イベリコとは何を意味するのかご存知でしょうか? イベリコとはスペインとポルトガルが位置する「イベリア半島」を意味しています。 そして、スペイン語ではハム全体を『ハモン』(Jamón)と呼びますが、普段“ハモン”と言うと生ハムのことを意味することが多いです。そんなスペインの生ハムにもいくつか種類があります。

Nov 10
Ginza CAVA DISCOVERY WEEK #1開催!

11月1日から11月12日まで、東京・銀座に初の「CAVA DISCOVERY WEEK」がやってきます。12日間にわたり参加レストランで、スペインの伝統的なスパークリングワイン、良質なカヴァ(CAVA)が提供され、お客様はカヴァの素晴らしい世界に浸っていただけます。 一部のレストランでは、カヴァの最高ランクのワイナリーによる、特に高品質なカヴァもご提供させていただきます。 ここで少しカヴァの種類についてご紹介いたします。 Cava de Guarda Superior(カヴァ・デ・グアルダ・スーペリオール)にはReserva(18ヶ月以上)、Gran Reserva(30ヶ月以上)、Cava de Paraje Calificado(36ヶ月以上)の3種類があります。

Nov 10
スペインの泡!人と集まるこの季節にピッタリなカヴァ(スパークリングワイン)

カヴァはシャンパンと同じ伝統的製法で造られる、スペイン産のスパークリングワインのことです。スパークリングワインの中で、プロセッコとシャンパンに次ぐ販売本数があり、年間約2億4,000万本が販売されている世界3大スパークリングワインの1つです。

Oct 29
スペイン産オリーブオイルでより健康的な毎日を!

オリーブオイルの歴史は大変古く、起源は今から7000〜8000年前の西アジア(現在のトルコ南部)にまでさかのぼると言われています。オリーブの木自体はキプロスやシリア、クレタなどにおいて自生していたため、比較的初期からこれらの地域では生産が行われ始めました。 「オイル」という言葉の語源はアラビア語でオリーブを意味する単語であることからも、オリーブオイルがいかに人類にとって古くから親しまれてきているものかをうかがうことができます。当時はオイルといえば、オリーブオイル以外のものは存在しないという時代でした。 トルコ南部から地中海にかけて広く自生していたオリーブの木は次第に近隣諸国にも広がり、ローマ帝国の時代においては多くの人々の消費のためにローマの属州などの地域で積極的にオリーブの栽培が行われるようになり、人々の生活の様々なシーンにおいて取り入れられる身近な存在となっていきました。使用される用途は料理だけではなく、医薬品、化粧品、灯火、宗教上の儀式などに至るまで広く使用されていました。

Jun 20
Cómete España en Japón – CEJ

在日スペイン商工会議所(SpCCJ)は、スペインの食文化や風習の啓蒙、スペイン料理やスペインレストランの普及促進を目的とし、新たなプロジェクト “Cómete España en Japón(CEJ)”を立ち上げました。 このプロジェクトでは、ご応募いただいたレストランを、いくつかの審査基準に基づいて評価致します。見事審査をクリアしたレストランは、認定書の贈呈の他、特設サイトへの情報掲載やSNSでのプロモーションにご参加いただけます。年間を通して、本プログラムのスポンサー企業や専門家たちとの試飲会や試食会、セミナーやワークショップなど、レストラン業界の皆様にスペイン食材をより身近に感じていただけるようなイベントの開催も計画しております。 このプロジェクトを通し、スペインレストランやバル、輸入業者や販売業者、生産者、そして消費者全てを繋ぐプラットフォームを構築することで、皆様に最新情報をお届けし、スペイン食品、レストラン業界全体のさらなる活性化をサポートします。